2013年12月8日日曜日

Google ロボットターゲットは Amazon ?

ネットショッピングサイトのAmazonは、2007年からアメリカのシアトルAmazonFreshという生鮮食品宅配サービスを行っているが、Googleも、食品や日用品を数時間で当日宅配するサービス「Google Shopping Express」をアメリカの一部の地域で開始した。


GIGAZIN 2013.9.27,WiRED.JP 2013.12.6

Google Shopping Expressは、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコサンノゼで試験的に開始されている。これってGoogleが流通に参戦すると言う事か。日本でのサービスは未定だが、競争してくれることはAmazonの独走を止める意味では消費者にとっては良い事だ。しかし放っておくと世界中がこの2社の流通に飲み込まれてしまう。日本でも大手流通のスーパーが通販に食われている事実がある。

しかし日本は国土も狭いし流通サービスはスパーだけでなくコンビニも発達している。通販のお運びだけでは優位性を確保出来るとは思えない。

<ロボットと流通の関連は?>

ではロボットがどう関係してくるのかだが、当初は買収の目的は災害などの対策ロボットへの投資かとの推察もあったが、どうも違う方向に行くのではないだろいうか。それは物流センターの無人化である。

Amazonは物流拠点を多く設置してユーザーからの距離を短くしている。そして正確に早くそれを実現する為には多くの物流センターで働く人間を正確無比な動きで制御しなければならない。しかし当然だが限界がある。その為Amazonでは昨年物流センター向けロボットメーカーのKivaSystems社を7億7,500万ドルで買収している。



Amazonの投資力は、回転率の高さから来る買掛金支払い資金を投資に回せる事だという。この事から、物流センターへの投資が融資無しでできると言われている。売上でもGoogleを超えているのだ。Googleとしてはネット技術を駆使して、これに対抗する事を主点とし流通を押さえるつもりではないだろうか。決済もGoogleワレットでできるわけで、商品購入アプリ、Express、デリバリー、決済まで一連の作業ができる準備は整っているのである。

となるとサービスレベルを上げるためには物流倉庫の高効率化ともしかして物流そのものまでも進出してくる可能性がある。それが無人ヘリならぬ無人自動車である。物流拠点の生産性を最大にするために「ロボット」が欠かせない。これはAmazonとも共通する対応である。人間型ロボットを採用するもの、単にものをピックアップして運搬するだけではなく、判断もできるピックアップ方法、梱包レベルの向上など差別化を考えているかもしれない。

GoogleとAmazonともに目が離せないビッグ2になりつつある。


0 件のコメント:

コメントを投稿