2013年12月6日金曜日

ビッグデータが自分で扱えるようになるSuper Tool!

日本MS、Excelでビッグデータ解析に参入を11月25日に掲載したが、EXCELのように手軽にビッグデータを扱えるSuper Softwareが次々と出されており、先進企業では活用されている。



新世代帳票の目的は「現場の社員によるビッグデータ活用」。実体は、Excelと、データ分析・活用を支援するBI(ビジネスインテリジェンス)ソフトの良いところ取りをしたシステムだ。Excelの良さを受け継ぎつつ、Excelの限界を超えたビッグデータ活用を可能にする新世代帳票を、本特集では超「Excel」と呼ぶ。

超Excelソフトは、(1)データ集計・グラフ作成、(2)ビッグデータ処理、(3)帳票の共有、という三つの基本機能から成る(図1)。使い勝手はExcelと同様で、表やグラフを手軽に作成できる。だが、その機能はビッグデータの活用を視野に入れたものだ。メモリー上でデータを処理するインメモリー技術を採用し、大量データ処理を高速化。数億件に及ぶデータを数秒から数分で処理できる。
(日経コンピュータ2013年12月12日号

日経コンピュータでは、これらの新しい分析ソフトを超EXCELと言っているが、著者はあえて超EXCELとは呼ばないでSuper Toolと言いたい。それ程先進的なソフトと言える。すでにヤマハやデンソー、小岩井乳業といった著名企業が、新世代帳票システムの構築に乗り出しているようだ。

(1)データ集計・グラフ作成、(2)ビッグデータ処理、(3)帳票の共有

この3つの機能を有しているが、やはり2のビッグデータ処理がホットになる。これ意外にもSNS機能をもって情報の共有化と交換がスムーズに行えるのが特徴だ。このような操作もインフラも専門家が使うのではなく、業務の主体者である経理、営業、生産従事者が使うことができるのである。

例えば連結の詳細データからセグメント別に地域や製品群などで分析する事をドラッグ&ドロップなどの操作で実現できる。これまで整備されたデータでなければ照合などできなかったデータ(非構造化データ)でも、SuperToolが自動的に関連を紐付けたりと、統計的手法や推論など、ユーザーが気が付かない関連を抽出してくれたりする。

ではこれらのTOOLにはどんなものがあるのだろう?



  1. Actionista!      ジャストシステム
  2. Tableau        米タブロー
  3. MotionBoard     ウィングアーク
  4. Pentaho        米ペンタホ
  5. QuickView      米クリックテック
  6. SAS Visual Analystics  米SASインスティテュート
  7. TIBCO Spotfire    米ティブコソフトウェア
  8. Yellowfin        豪イエローフィン


それぞれ日本語のサイトを設けて解説している。それぞれの特徴がありこれを一括りにできない。QiuckViewなどは部品図面などの情報を抽出することに重きを置いて検索が得意なイメージがある。Tableauのサイトにある動画を見て欲しい。ここで説明されている機能が日経記事で書かれている内容に近いものである。

各サイト無料版など提供されているので、一度使って見ると良いだろう。多くのSuperTOOLがオンメモリーで処理をしているので、ディスクを介する一般的なBIに比べても高速化がはかれる。記事では1億以上のデータも数分で分析するとあった。

ただしメモリーは数十Gバイト必要となる。使い方によって必要とされてメモリーも変わってくると思われるが、分析結果でヤマハは大きなコスト削減を実現しているので、多少のメモリーを驕っても良いのではないだろうか。

出遅れないためにも、早期に検証して使い方を検討すべきである。


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