2014年2月24日月曜日

XPからの移行、もうひとつの選択 XP(マイクロソフト Windows XP)あと44日需要か!

米HPはPC増収になり、先行きに薄明かりが差してきた。「2013年11月〜14年1月期は売上高は前年同期比微減、純利益は2ケタ増だった。」(2014/02/24日本経済新聞産業3ページ)

HPのPCの販売が好調(ロイターサイト)な理由は、以下の2点とである
 ① XPへの対応企業が多くの買い換え機を購入したのと、
 ② 米国ではグーグルのクロームOS搭載のPCが好調という。
その他HPはプリンター事業が好調だ。

XP特需は44日後のマイクロソフトのサポート完了で終熄していくものの、当面後手に回った企業も順次導入は続けるだろうから、今年後半にかけてはまだ続くのではないか。

XPからの移行、もうひとつの選択

こうしてHPの動向など見てくると、私が書いた書籍のWindows XP終焉対策を転じて業務改善しよう (デジタルブックレット)にはクロームOSの選択はなかった。

クロームOSへの移行もXPモードから移行する一つの選択肢に成る。クラウド時代にはOSを選択するという意味でLinuxを推奨したが、もう一つのOSがクロームOSであるとも言える。但しLinuxと同様にWindowsで開発されたアプリは動作しない。従ってクロームが提供するアプリで稼働するEvernoteを使う、Webの閲覧専用しGoogleメールなどGoogleアプリを多用する向きにはこれで十分とも言える。

企業でWindowsを使う大半の理由は、Officeを利用する事にある。だとすればGoogleドライブからOffice互換アプリでクラウド式の疑似Office365(マイクロソフト)が使えるようになる。

マイクロソフトのOffice365の使えるデバイスサイトでは、クロームOSに関しては書かれて居ないが、HPの記事通りクロームOSの出荷が増えれば、マイクロソフトもクロームOSに対応してくるのは時間の問題とも言える。




但しサポートメーカーがグーグル直接になるので(今の所)用途を限った実験的な使いかたが安全だ。東芝が米国でクローム対応PCを出したがこれはUS向けなので国内発売はまだ先だろう。
東芝製のChromebookは、13.3型の1366×768ドット表示ディスプレイを搭載した、一般的なクラムシェルスタイルのノートPC。CPUには開発コード名:Haswell世代のCeleronを採用。2Gバイトのメインメモリに16GバイトのSSDを備え、バッテリー駆動時間は9時間となっている。北米より2014年2月16日に発売が予定され、価格は279USドル(日本円換算約2万92673円 2014年1月10日時点)となかなか低価格。価格には、クラウドストレージサービスであるGoogleドライブ100Gバイト分を2年間無料で利用できる権利が含まれている。(PC User20141/10)



いずれにしても、XPをビジネスで使い続ける事は、統制上もセキュリティ上も問題が多いので、44日後になってもWindows Vwerion(7,8)か他のOSへの移行を検討、対応しなければならない。44日以降には、残XP狙いで多くのアタックが試みられると予想されている。それだけ、未移行分が多いと想定しての攻撃だろう。被害を受ける前に対策を終えるのも企業としての責任と言える。

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